ひふみ投信で一世風靡したレオスキャピタル。

 

今までは国内株式がメインであり、海外株式には
ほとんど手を出していませんでしたが、ついに
世界株ファンドが登場しました。

 

2019年10月にすでにひふみワールドが登場しており、
3ヶ月待ってひふみワールド+(プラス)が登場します。

 

よく何が違うのかと聞かれるので答えておくと、基本的に
中身は変わりません。

 

唯一違うのが販売会社です。

 

ひふみワールドはレオスキャピタルに直接証券口座を
開かなければ、売買できません。

 

一方で、ひふみワールド+(プラス)はSBI証券を筆頭に、
多くの証券会社・地方銀行で売買できます。

 

この違いだけですので、あまり気にしなくても良い
でしょう。

 

それでは早速、ひふみワールド+(プラス)を徹底分析
していきます。

 

 

ひふみワールド+(プラス)の基本情報

投資対象は?

ひふみワールド+(プラス)の投資対象は日本を除く
世界各国の株式です。

 

長期的な産業のトレンドを勘案しつつ、経営方針や戦略
といった数値に現れない定性情報と財務指標や株価指標
といった数値で計算できる定量情報を総合的に判断して、
銘柄を選定します。

 

※引用:月次レポート

 

日本で販売されている海外ファンドの多くは、すでに海外で
運用されているファンドに投資をする所謂ファンドオブ
ファンズ方式が大半を占めます。

 

なぜなら、自分たちで海外の現地まで赴き、経営者と面と
向かって情報交換していては、時間もコストも大きく膨れ
上がるからです。

 

一方、レオスの場合はひふみプラスと同じように「足で情報
を稼ぐ」ことに重点を置いています。

 

ですので、海外だからと言って、レオスの強みを生かし、
現地まで赴き、取材をして銘柄を選定しているという点は
大きな特徴と言えます。

 

日本では、足で情報を稼ぐ戦略が功を奏して、パフォーマンス
も非常に優れていますが、果たして海外でも同じノウハウが
通じるのか。

 

ひふみワールド+(プラス)の現在の組入銘柄は100銘柄で、
構成比率は以下のようになっています。

 


※引用:月次レポート

 

実際に投資をしているのは、90%程度で残り10%は
キャッシュを保有しています。

 

さて、足で情報を稼いでいるレオスキャピタルは果たして、
どのような銘柄に投資をしているのでしょうか。

 

ひふみ投信時代は米国の無難な銘柄にしか投資をしていな
かったので、その辺りが気になります。

 

実際の中身を見てみると、アマゾン、フェイスブック
といったどこのファンドでも入っているような銘柄では
ないので、その点は期待が持てますね。

 


※引用:月次レポート

 

純資産総額は?

続いて、ひふみワールド+(プラス)の純資産総額は
どうなっているか見てみましょう。

 

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から
集めた資金の総額だと思ってください。

 

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで
銘柄を入れ替えることができなかったり、純資産総額が
大きく減少していると、ファンドの組み替えがうまく
できず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、
事前に確認すべきポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

 

ひふみワールド+(プラス)はすでに600億円まで成長
しており、非常に人気が出ています。

 

さすがひふみ投信で人気を得ていただけありますね。

 

後述しますが、パフォーマンスも悪くないので、あと
半年もあれば、1000億円を超える規模になっても
おかしくないスピードです。

 


※引用:マンスリーレポート

 

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬
以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用など
が含まれています。

 

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに
投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

 

ひふみワールド+(プラス)はまだ最新の運用報告書が
出ていませんので、実質コストは算出できていませんが、

 

ひふみワールド+(プラス)は購入時手数料がしっかり
3.3%取られますので、この時点で評価が下がりますが、
信託報酬も1.628%程度とかなり強気な設定です。

 

とはいえば、すでに600億円以上集まっていますので、
人気の高さがよくわかります。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.628(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 不明

※引用:最新運用報告書

 

ひふみワールド+(プラス)の評価分析

基準価格の推移は?

ひふみワールド+(プラス)は設定してすぐにコロナ
ショックが起きて、一時は20%以上、下落しました。

 

しかし、その後、着実に基準価額を伸ばし、7月には
コロナ前の水準を超えるレベルにまで戻しています。

 

多くの株式ファンドがコロナ前の高値を更新できて
いないことから、ひふみワールド+(プラス)の
運用はかなりうまくいっていることがわかります。

 


※引用:モーニングスター

インデックスファンドとのパフォーマンス比較

ひふみワールド+(プラス)への投資を検討するのであれば、
より低コストのインデックスファンドとパフォーマンスを
比較しておきたいところです。

 

ひふみワールド+(プラス)は全世界の株式に分散投資を
していきますので、今回は、全世界に分散できるインデックス
ファンドとして非常に人気の高いeMAXIS Slim 全世界株式
(オールカントリー)
と比較をしました。

 


※引用:モーニングスター

 

コロナ前まではeMAXIS Slim 全世界株式が上回って
いましたが、コロナショック後は、ひふみワールド+
(プラス)がパフォーマンスで追い越しました。

 

こういった急落相場では、銘柄を自由に出し入れできる
アクティブファンドのほうがパフォーマンスがよくなる
傾向にあり、ひふみワールド+(プラス)も的確に、
銘柄を入れ替えたのでしょう。

インデックスファンドよりもこれだけ上回っていれば
高いコストを支払ってでも投資をする価値があると
言えます。

 

アクティブファンドとのパフォーマンス比較

ひふみワールド+(プラス)に投資をするのであれば、
類似のアクティブファンドとパフォーマンスを比較して
からでも遅くはありません。

 

今回は、ひふみワールド+(プラス)と同じく全世界
の株式に分散投資をしているセゾン 資産形成の達人
ファンド
とパフォーマンスを比較しました。


※引用:モーニングスター

 

eMAXIS Slim 全世界株式のときもそうでしたが、コロナ前
まではセゾン 資産形成の達人ファンドがパフォーマンスで
上回っていました。

 

しかし、コロナショック後はひふみワールド+(プラス)が
アウトパフォームしているという結果となりました。

 

セゾン 資産形成の達人ファンドも基本はインデックス投資
のような手法なので、ひふみワールド+(プラス)に軍配が
上がった形です。

 

超低コストのインデックスファンドにもパフォーマンスで
負けていませんし、アクティブファンドとして優秀なファンド
にも負けていないので、ひふみワールド+(プラス)は
十分検討する価値があるファンドです。

 

評判はどう?

続いて、ひふみワールド+(プラス)の評判を見てみましょう。

 

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

 

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを
購入しているということなので、評判がいいということに
なります。

 

ひふみワールド+(プラス)は毎月資金が流入超過と
なっています。

 

ただ、直近では資金の流入額が減少してきており、
人気に少しずつ陰りが見えてきていると言えます。

 

ただ、パフォーマンスは決して悪くないので、今後
また資金の流入が加速すると思います。

 


※引用:モーニングスター

 

積立NISAとiDeCoの対応状況は?

楽天・米国レバレッジバランス・ファンド『USA360』の
積立NISAとiDeCoの対応状況を確認しておきましょう。

 

レバレッジ型ファンドはリスクが高いと思われていますので、
残念ながらどちらも対応していません。

積立NISA iDeCo
× ×

※2020年7月時点

 

ひふみワールド+(プラス)の評価まとめと今後の見通し

ひふみ投信時代は著名な海外株式だけを組み入れて、
運用していたので、正直ひふみワールド+(プラス)
には、あまり期待していませんでした。

 

しかし、ひふみワールド+(プラス)では、組入
銘柄がガラッと変わっており、国内と同じように
足で稼いだ情報で銘柄の選定を行っていることが
わかります。

 

なにより、ひふみワールド+(プラス)のパフォー
マンスは全世界に分散投資できるeMAXIS Slim 全世界
株式やセゾン 資産形成の達人ファドを上回っており、
投資対象として十分魅力的な水準にあります。

 

まだ運用を開始して半年程度のファンドなので、今から
が重要ではありますが、少なくともスタートからの半年
はコロナショックなど大きな山場もありましたが、

 

しっかりと乗り越え、多くの投資家から信頼を集める
だけの実績を残していると思います。

 

全世界の株式に分散投資をしたいという方は、ひふみ
ワールド+(プラス)も選択肢として検討してみてください。

 

 

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