ひふみ投信で一世風靡したレオスキャピタル。

今までは国内株式がメインであり、海外株式には
ほとんど手を出していませんでしたが、ついに
世界株ファンドが登場しました。

すでに1000億円以上集まっており、非常に人気
高いファンドです。

今日は、ひふみワールド+(プラス)を徹底分析していきます。

「ひふみワールド+(プラス)って投資対象としてどうなの?」

「ひふみワールド+(プラス)って持ってて大丈夫なの?」

「ひふみワールド+(プラス)より良いファンドってある?」

といったことでお悩みの方は、この記事を最後まで読めば、
悩みは解消すると思います。


ひふみワールド+(プラス)の基本情報

投資対象は?

ひふみワールド+(プラス)の投資対象は日本を除く
世界各国の株式です。

長期的な産業のトレンドを勘案しつつ、経営方針や戦略
といった数値に現れない定性情報と財務指標や株価指標
といった数値で計算できる定量情報を総合的に判断して、
銘柄を選定します。

※引用:月次レポート

日本で販売されている海外ファンドの多くは、すでに海外で
運用されているファンドに投資をする所謂ファンドオブ
ファンズ方式が大半を占めます。

なぜなら、自分たちで海外の現地まで赴き、経営者と面と
向かって情報交換していては、時間もコストも大きく膨れ
上がるからです。

一方、レオスの場合はひふみプラスと同じように「足で情報
を稼ぐ」ことに重点を置いています。

ですので、海外だからと言って、レオスの強みを生かし、
現地まで赴き、取材をして銘柄を選定しているという点は
大きな特徴と言えます。

日本では、足で情報を稼ぐ戦略が功を奏して、パフォーマンス
も非常に優れていますが、果たして海外でも同じノウハウが
通じるのか。

ひふみワールド+(プラス)の現在の組入銘柄は129柄で、
構成比率は以下のようになっています。


※引用:月次レポート

実際に投資をしているのは、90%程度で残り10%は
キャッシュを保有しています。

さて、足で情報を稼いでいるレオスキャピタルは果たして、
どのような銘柄に投資をしているのでしょうか。

ひふみ投信時代は米国の無難な銘柄にしか投資をしていな
かったので、その辺りが気になります。

実際の中身を見てみると、著名な企業が多いものの、アマゾン、
フェイスブックといったどこのファンドでも入っているような
銘柄ではないので、その点は期待が持てますね。


※引用:月次レポート

つみたてNISAとiDeCoの対応状況は?

ひふみワールド+(プラス)のつみたてNISAとiDeCoの対応状況を
確認しておきましょう。

残念ながら、まだどちらも対応されていません。

つみたてNISA iDeCo
× ×

※2021年4月時点

純資産総額は?

続いて、ひふみワールド+(プラス)の純資産総額は
どうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から
集めた資金の総額だと思ってください。

純資産総額は大きいほうが、ファンドマネージャーが資金
を運用する際に効率よくできたり、保管費用や監査費用が
相対的に低くなりますので、コストが低く抑えられます。

また投資信託の規模が小さくなると運用会社自体がその
投資信託に力を注がなくなりパフォーマンスが悪くなる
こともありますので注意が必要です。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

ひふみワールド+(プラス)はすでに1200億円まで成長
しており、非常に人気が出ています。

さすがひふみ投信で人気を得ていただけありますね。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬
以外に、株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用など
が含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より
高くなるのが通例で、実際にかかる実質コストをもとに
投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

ひふみワールド+(プラス)の実質コストは1.79%と
割高です。

ひふみシリーズのブランド力があるため、あまり気にせず、
投資をしている人も多いと思いますが、購入時手数料も
しっかり3.3%取られますので、慎重に投資するかは検討
する必要があります。

投資信託の手数料は安ければ安いほどいいという勘違い

購入時手数料 3.3%(税込)※上限
信託報酬 1.628(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 1.79%※概算値

※引用:最新運用報告書

ファンドの運用で成果を出すために一番大事なことは何ですか?
と聞かれてあなたは何と答えますか?

もし『ファンド選び』だと思ったとしたら、あなたはドツボに
はまっていますので、こちらの記事を読んでみてください。

>>無料ファンド相談から見えた。多くの人が気づいていない投信運用で成果を阻む9つの誤り

ひふみワールド+(プラス)の評価分析

基準価格の推移は?

ひふみワールド+(プラス)は設定してすぐにコロナ
ショックが起きて、一時は20%以上、下落しました。

しかし、その後、着実に基準価額を伸ばし、すでに
40%近い上昇を見せています。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

つづいて、ひふみワールド+(プラス)の運用実績を
見てみましょう。

直近1年間の利回りは66.82%と驚異的な数値となっています。

ただ、これはコロナショックで急落した後からの利回りですので、
あまり参考になりません。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り
1年 66.82%
3年
5年
10年

※2021年4月時点

10年間高いパフォーマンスを出し続けている優秀なファンド達も
参考にしてみてください。

10年間圧倒的に高いリターンを出している海外株式ファンドランキング

同カテゴリー内での利回りランキングは?

ひふみワールド+(プラス)は、日本を除くグローバル株式
カテゴリーに属しています。

投資をするのであれば、同カテゴリーでも優秀なパフォ
ーマンスのファンドに投資すべきですので、同カテゴリー
内でのパフォーマンスのランキングを調べました。

ひふみワールド+(プラス)は上位18%にランクインいる
ので、非常に優秀なファンドと言えるでしょう。

ただ、さきほど言った通り、コロナショックで急落後の
1年間の利回りなので、あまりあてにはなりません。

上位●%
1年 18%
3年
5年
10年

※2021年4月時点

年別の運用利回りは?

つづいて、ひふみワールド+(プラス)の年別の
パフォーマンスを見てみましょう。

2020年は20%超、2021年も二桁のプラスとなっており、
非常に運用は好調であることがわかります。

このパフォーマンスであれば、多くの投資家が投資を
したくなる理由がわかります。

年間利回り
2021年 +11.42%(1-3月)
2020年 +21.59%

※2021年4月時点

投信運用は長期投資が前提なので、つい出口戦略を
考えずに投資をしてしまいがちです。

しかし、「投資は出口戦略にあり」と言われるほど、
重要なテーマです。

ぜひこれを機会に投資の出口戦略を考えてみて
ください。

>>ここまで考えるのが本当の資産運用。多くの投資家が考えられていない投信運用の出口戦略とは

インデックスファンドとの利回り比較

ひふみワールド+(プラス)への投資を検討するのであれば、
より低コストのインデックスファンドとパフォーマンスを
比較しておきたいところです。

ひふみワールド+(プラス)は全世界の株式に分散投資を
していきますので、今回は、全世界に分散できるインデックス
ファンドとして非常に人気の高いeMAXIS Slim 全世界株式
(オールカントリー)
と比較をしました。


※引用:モーニングスター

コロナ前まではeMAXIS Slim 全世界株式が上回って
いましたが、コロナショック後は、ひふみワールド+
(プラス)がパフォーマンスで追い越しました。

コロナのような急落相場では、銘柄を自由に出し入れできる
アクティブファンドのほうがパフォーマンスがよくなる
傾向にあり、ひふみワールド+(プラス)も的確に、
銘柄を入れ替えたのでしょう。

インデックスファンドよりもこれだけ上回っていれば
高いコストを支払ってでも投資をする価値があると
言えます。

ひふみワールド+ Slim全世界株式
1年 +66.82% +55.31%
3年 +17.67%
5年
10年

※2021年4月時点

アクティブファンドとの利回り比較

ひふみワールド+(プラス)に投資をするのであれば、
類似のアクティブファンドとパフォーマンスを比較して
からでも遅くはありません。

今回は、ひふみワールド+(プラス)と同じく全世界
の株式に分散投資をしているグローバル・ハイクオリティ・
成長株式ファンド『愛称:未来の世界』
とパフォーマンスを
比較しました。


※引用:モーニングスター

さすがに未来の世界と比べるとパフォーマンスでは
負けてしまいました。

未来の世界はトップクラスのパフォーマンスなので、
このパフォーマンスに勝てるファンドはほとんど
いません。

そういう意味では、ひふみワールド+の利回りでも
十分評価に値すると言えます。

ひふみワールド+ 未来の世界
1年 +66.82% +72.55%
3年 +23.72%
5年
10年

※2021年4月時点

最大下落率は?

ひふみワールド+(プラス)に投資をする前に、最大で
どの程度下落する可能性があるのかを知っておくことは
非常に重要です。

どの程度下落する可能性があるかを把握しておけば、大きく
下落した相場でも落ち着いて保有を続けられるからです。

それではここでひふみワールド+(プラス)の最大下落率を
見てみましょう。

ひふみワールド+の最大下落率は2020年1月~3月で
18.78%となっています。

リーマンショックの時を考えると、50%近い下落をしたので、
少なくとも30~40%程度の下落をすることはあるかもしれない
と思いながら運用をしていたほうが賢明です。

すぐには来ないものの、やはり下落するのか不安になると思います。

以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲12.48%
3カ月 ▲18.78%
6カ月 ▲0.16%
12カ月 +21.59%

※2021年4月時点

評判はどう?

続いて、ひふみワールド+(プラス)の評判を見てみましょう。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額です。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを
購入しているということなので、評判がいいということに
なります。

ひふみワールド+(プラス)は毎月資金が流入超過と
なっています。

パフォーマンスもインデックスファンドを上回る成績を
残していますし、何よりひふみブランドがありますので、
今後も資金流入が続きそうです。


※引用:モーニングスター

ひふみワールド+(プラス)の評価まとめと今後の見通し

ひふみ投信時代は著名な海外株式だけを組み入れて、
運用していたので、正直ひふみワールド+(プラス)
には、あまり期待していませんでした。

しかし、ひふみワールド+(プラス)では、組入
銘柄がガラッと変わっており、国内と同じように
足で稼いだ情報で銘柄の選定を行っていることが
わかります。

なにより、ひふみワールド+(プラス)のパフォー
マンスは全世界に分散投資できるeMAXIS Slim 全世界
株式を大きくアウトパフォームしており、高いコストを
支払ってでも投資をする価値があると言えます。

私個人としては、運用を他人任せにせず、自分たちの
足を使って、現地調査を行い、銘柄選定をしているという
点がなにより評価ポイントです。

こういった調査の経験やナレッジは運用を外部委託
している運用会社とは異なり、これからの運用に大きく
活かすことができると思っています。

ただ、ひふみワールド+も良いファンドではありますが、
未来の世界のように他にも優れたファンドは数は少ない
ですが、存在はしています。

これを機会に、他のファンドも調べてみると、よいかも
しれません。

最後に、投信運用には多くのメリットもありますが、
当然ながら、弱点もあります。

今も私は投信運用を続けてはいますが、私がなぜ
投資信託の運用を主軸におかなくなったのか。

その理由をこちらで話をしています。

>>なぜ私が投信運用に限界を感じたのか。多くの投資家が見逃している投信運用の弱点