近年もっとも話題になっているファンドと言えば、AI関連のファンドでしょう。

各運用会社がこぞって、AI関連のファンドを設定しており、あなたもどのファンドに
投資をすればよいか迷うと思います。

今日は、私も投資をしているグローバルAIについて独自の視点で分析していきたいと思います。

グローバルAIファンドの基本情報

投資対象は?

まず投資対象は、AI(人口知能)の進化、応用により高い成長が期待される企業の株式です。

もう少し具体的な分野で見てみると、ロボティクス、IoT、フィンテックの各分野で
AIとの連携により大きな発展が見込まれています。

地域別で見てみると、85%以上がアメリカとなっており、これは運用を委託している
アリアンツ・グローバル・インベスターズがサンフランシスコに本拠を置いており、
アメリカの事情に精通しているからでしょう。

具体的にどのような銘柄が上位にランクインしているか見てみましょう。

現在は52銘柄に投資をしており、半導体製品を扱う企業が上位を占めているのが
特徴です。

テスラ、エヌビディア、オン・セミコンダクターなどは、本当によく上位銘柄に
ランクインしています。

純資産総額は?

続いて、純資産総額はどうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の総額だと
思ってください。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替えることが
できなかったり、純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性がありますので、事前に確認すべき
ポイントの1つです。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

グローバルAIファンドの純資産総額は現在、約3200億円ですので、
純資産総額は問題ありませんね。

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、株式売買委託手数料や、
保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

グローバルAIファンドの実質コストは2.165%となっており、かなり高いです。
購入時手数料と併せて初年度は5%取られてしまいます。

パフォーマンスが悪ければ、絶対買わないファンドですね。

購入時手数料 3.24%(税込)
信託報酬 1.836%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 2.165%

グローバルAIファンドの評価分析

基準価額をどう見る?

グローバルAIファンドの現在の基準価額は16600円程度です。

注目すべきは、1月末の大暴落で2000円も下げたにもかかわらず、そこから
半年も経たずして、当時の水準を超えるパフォーマンスを出しています。

多くのファンドが1月末の高値をなかなか超えられていない中で、
このようなパフォーマスとなっているのは、運用チームの能力と言えるでしょう.

利回りはどれくらい?

直近1年間の利回りは22.96%とかなり高くなっています。

ランキングで見ても、国際株式カテゴリー内で7位ですので、
相当運用がうまくいっているという証拠ですね。

将来リターンについては、標準偏差から計算できますので、ご自身で計算してみてください。
計算方法に自信がない方はこちらをご参考に。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

評判はどう?

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、評判を知るうえで
一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは、それだけグローバルAIファンドを
購入している人が多いということなので、評判がいいということです。

グローバルAIファンドは2016年10月の新規設定から4カ月で2500億円ほど
資金が流入しました。

しかし、2017年以降は、資金が出たり入ったりしています。

パフォーマンス自体は悪くなかったのですが、他のファンドのパフォーマンスが
かなり優れていたため、そちらに流れた人が多かったということでしょう。

グローバルAIファンドの今後の見通し

アクティブファンド全体に言えることですが、グローバルAIファンドの
運用チームがどの程度能力があるかを見極めるのは非常に重要なことです。

もちろん直接ファンドマネージャーにお会いして話が聞ける人はいいですが、
そうでない人が大半です。

そのようなときに、どういった点を見るべきかというと、長期の運用実績がある
ファンドについては、長期の運用実績が参考になります。
(ファンドマネジャーが変わっていない場合)

一方で、そこまで長期の運用実績がない場合は別の方法で確認できます。

それは相場が大きく下落したときに、下落幅を抑えられているかと、
そのあとどれくらい早く下落前の水準まで戻せているかです。

そういう点で見ると、下落幅は他のファンドより少し大きかったのですが、
そこからの回復という意味では、かなり早く回復できています。

これは、銘柄選定がうまく行っている証拠であり、今後似たような相場が
来たときでも、また同じように数か月で回復できる可能性が高いということです。

また、市場の見通しとしては、米国と中国の貿易戦争の緊張が緩和され、
米国の政策金利の引き上げペースが緩やかとなれば、市場の注目は再び
企業のファンダメンタルズに戻ると思われます。

そうなれば、人工知能を発展させ、活用する企業の見通しは引き続き、
非常に良好なので、魅力的なリターンが期待できると思います。

私自身も保有しているので、悪くないとは思っていますが、コストが
かなり高いのは事実なので、余剰資金で利益を追求したいという人であれば、
投資対象として検討する価値はあると思います。