投信ブロガーが選ぶファンド・オブ・ザ・イヤー2017で1位、
2018でも上位にランクインした楽天・全世界株式インデックス・ファンド。

世界的にも人気があるバンガード・トータル・ワールド・ストックETFに
手軽に投資ができるということで、爆発的な人気を見せています。

運用が始まって2年が経ちましたが、果たしてパフォーマンスは
どうだったのでしょう?

今日は、楽天・全世界株式インデックス・ファンドについて徹底分析していきます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド『楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)』の基本情報

投資対象は?

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの投資対象は、バンガード・
トータル・ワールド・ストックETFで、FTSEグローバル・オールキャップ・
インデックスに連動する投資成果を目指します。

ファンドの仕組みはこのようになっています。


※引用:交付目論見書

バンガードというのは、世界最大級の運用会社であり、とにかくコストが
安いということで有名な運用会社です。

特に、インデックスファンドについては、世界シェアNo1となっており、
機関投資家、個人投資家ともに注目しています。

そして、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは、
小型、中型、大型まで網羅する全世界の株式市場の動向を表す指数で、
現在は、8169銘柄で構成されています。

1つのファンドでここまで多くの銘柄に分散投資できるファンドは
ありませんので、全世界に分散投資をしたいという人には、まさに
おすすめのファンドと言えるでしょう。

国別の資産構成比率で見てみると、以下のようになっており、50%以上が
アメリカとなっており、次いで日本、イギリスとなっています。


※引用:マンスリーレポート

業種別の組入比率でみると、金融やテクノロジー関連の株式比率が
高くなっています。



※引用:マンスリーレポート

具体的に組入られている上位銘柄を見てみると、以下のようになっており、
マイクロソフト、アップル、アマゾン・・・・上位にはアメリカの名だたる
企業が並んでいますね。


※引用:マンスリーレポート

ベンチマークの推移は?

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの値動きのイメージが
つきやすいようにベンチマークの推移を見てみましょう。

このブログをお読みの方は理解されていると思いますが、
インデックスファンドを選定するときに、コストの安さだけで
銘柄を選定してはいけません。

ベンチマークがしっかり右肩上がりに高値を更新していないと
あなたの資産はいくらコストが安くても増えていきません。

下に、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF の推移を
示しています。

直近1年間ではわずかにマイナスのリターンとなっていますが、中長期では
5%超の利回りを着実に出しています。

10年平均利回りで年8%であれば、十分ですね。

平均利回り
1年 ▲1.4%
3年 8.5%
5年 5.2%
10年 8.5%

※引用:わたしのインデックス

純資産総額は?

続いて、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの純資産総額は
どうなっているか見てみましょう。

純資産総額というのは、あなたを含めた投資家から集めた資金の
総額だと思ってください。インデックスファンドの運用において、
純資産総額というのも見るべきポイントです。

ファンドの純資産総額が小さいと、適切なタイミングで銘柄を入れ替える
ことができず、インデックスから乖離してしまうリスクがあります。

また純資産総額が大きく減少していると、ファンドの組み替えが
うまくできず、予期せぬマイナスを生む可能性があります。

まさか知らない?絶対知っておきたい純資産総額のマメ知識

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは下図のように2017年の
新規設定以来、じわじわと純資産総額を伸ばしており、現在の
純資産総額は約250億円となっています。

積立投資をしている人も多いので、着実に純資産を伸ばしています。


※引用:マンスリーレポート

実質コストは?

私たちが支払うコストには、目論見書に記載の信託報酬以外に、
株式売買委託手数料や、保管費用、印刷費用などが含まれています。

そのため、実際に支払うコストは、目論見書記載の額より高くなるのが通例で、
実際にかかる実質コストをもとに投資判断をしなければなりません。

信託報酬を信用するな。知らないうちに差し引かれている実質コストの調べ方

インデックスファンドにおいて、実質コストというのは何よりも
重要な項目です。

ベンチマークが同じであれば、リターンでは差がつきませんので、
そうすると、実質コストの部分で良し悪しを決めることになるわけです。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの実質コストは、0.345%となっており、
このコストで全世界の株式に投資できるのであれば、十分でしょう。

購入時手数料 0
信託報酬 0.222%(税込)
信託財産留保額 0
実質コスト 0.345%(概算値)

※引用:最新運用報告書

楽天・全世界株式インデックス・ファンド『楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)』の評価分析

基準価額の推移は?

楽天・全世界株式インデックス・ファンドはこの3年間ほどはあまり
基準価額が上昇しておらず、9500~10000円の間を推移するような
状況です。


※引用:モーニングスター

利回りはどれくらい?

それでは、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの利回りを
見てみましょう。直近1年間の利回りは▲5.76%となっています。

マイナスのリターンではあるものの、同カテゴリー内では平均的な
水準です。

さきほど、説明したようにバンガード・トータル・ワールド・
ストックETF は中長期でしっかりプラスのリターンを出しています
ので、一時的な下落に動揺せずにしっかり保有することをお勧めします。

ちなみにあなたは実質利回りの計算方法はすでに理解していますか?
もし、理解していないのであれば、必ず理解しておいてください。

これがわかっていないとマズイ。実質利回りの計算方法。

平均利回り %ランク
1年 ▲5.76% 50%
3年 60
5年
10年

※引用:2019年9月時点

標準偏差は?

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの標準偏差を
見てみましょう。

標準偏差は基準価額の変動が大きいかどうかを確認するための指標で、
将来の値動きの予測の参考にもなります。

20程度ですと、国内小型株式と同程度の値動きと言えます。思ったよりも
大きい印象ですね。

標準偏差から将来リターンがある程度予測できるのはご存じでしょうか?
まだ計算方法を知らないと言う方はこの機会に覚えておいてくださいね。

本当にできてる?標準偏差から予測する将来リターンの計算方法

標準偏差 %ランク
1年 19.87 40%
3年
5年
10年

※引用:2019年9月時点

年別のパフォーマンスは?

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの年別の利回りを見て
みましょう。

2018年は▲12.64%の下落となりましたが、2019年はそのマイナス分を
取り戻したような形です。今後の運用に期待といったところでしょう。

年間利回り
2019年 12.68%(1-6月)
2018年 ▲12.64%
2017年

※引用:2019年9月時点

類似ファンドとのパフォーマンス比較

楽天・全世界株式インデックス・ファンドへの投資を検討している方で
あれば、全世界の株式に投資ができる他のインデックスファンドと
パフォーマンスを比較してから投資をしても損はありません。

今回は、全世界の株式に投資ができるeMAXIS Slim 全世界株式(オール
カントリー)とパフォーマンスを比較してみましょう。

結果はわずかではありますが、eMAXIS Slim 全世界(オールカントリー)
がパフォーマンスで終始上回りました。

世界中の株式に分散したほうが運用は安定するようなイメージを持って
しまいがちですが、実際は分散すればいいわけでもないことがわかります。


※引用:モーニングスター

最大下落率は?

標準偏差がわかれば、どの程度下落する可能性があるかはある程度
予測できますが、実際にどれくらい下落したことがあるのか確認する
ほうがイメージが湧きます。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの最大下落率は3カ月で
15.97%となっています。

まだ運用期間が短いということもあり、最大下落率はもう少し
大きくなると思っておいたほうがいいですね。

最大下落率を知ってしまうと、少し足が止まってしまうかもしれません。
しかし、以下のことをしっかり理解しておけば、元本割れの可能性を
限りなく低くすることが可能です。

元本割れを回避するためにできるたったひとつのこととは?

期間 下落率
1カ月 ▲9.79%
3カ月 ▲15.97%
6カ月 ▲9.69%
12カ月 ▲12.64%

※引用:2019年9月時点

評判はどう?

続いて、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの評判を
見ていきたいと思います。

ネットでの書き込みなどで調べる方法もありますが、
評判を知るうえで一番役に立つのが、月次の資金流出入額でしょう。

資金が流入しているということは多くの投資家がファンドを購入している
ということなので、評判がいいということになります。

楽天・全世界株式インデックス・ファンドは2017年の新規設定以来、
資金が毎月流入しており、積立NISAが始まった2018年以降はさらに
流入額が拡大しています。

結局ここまで人気の理由は、世界的にも人気のあるETFを毎月手軽に
購入できるということに尽きると思います。

ETFの購入に慣れている人は良いですが、外貨に換えたり、
毎月同じ日に購入する申し込みを自分でしないといけなかったり、
購入単価が大きかったりと、一般人からすると、少し敷居が
高いというのが現実で、その敷居を一気に取り除いたのが
このファンドと言えるでしょう。


※引用:モーニングスター

楽天・全世界株式インデックス・ファンド『楽天・バンガード・ファンド(全世界)』の評価まとめ

いかがでしたでしょうか?

バンガード・トータル・ワールド・ストックETFの過去の推移を見ることで、
今後のどの程度の利回りが期待できるかイメージが持てたのではないでしょうか?

私個人としては、このファンドは非常に魅力的だと思っています。

これ1本で世界47か国8000銘柄に投資をできるわけですので、あとは
世界経済全体の成長に期待をしながら待てばいいということですね。

中には、ETFを直接買ったほうがいいという人もいますが、
もちろんそれはその通りです。

コスト面から見ても、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFを
直接購入することに抵抗がない人はぜひそうしてください。

ただ一方で、初めて投資をするような人にとってはいきなりETFは
ハードルが高いです。

コストがあまりに高いようなら、購入を勧めませんが、0.3%台の実質コスト
なのであれば、十分低コストなので、このファンドを購入するだけでも十分だと思います。

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