あなたが囲碁のプロ棋士のどちらが勝つかを予想する
として、10年間上位にランクインし続けているプロ棋士
と、今年調子がよく上位にランクインしたプロ棋士の
どちらに賭けたいと思いますか?

多くの人は、10年間勝ち続けているプロ棋士のほうに
賭けたいと思うでしょう。

それと同じように投資信託においても、単年の利回りで
見てしまうと、たまたま運用がうまくいったというリスク
をぬぐい切れません。

その点、10年間のリターンで上位に食い込める投資信託
はたまたま運用がうまくいったということだけでは片づ
けられない何かしらの優位性が必ず存在します。

もちろん、10年平均利回りだけでなく、直近の運用状況
も確認する必要はありますが、中長期で期待が持てる
ファンドを選定したいということであれば、今日紹介
するファンドを候補にするのが一番よいと思います。

今日は、海外REIT型投資信託について、詳しく分析
していきましょう。

海外REIT型投資信託の10年平均利回りランキングを発表!

海外REIT型 投資信託は現在177本あります。

その中で、2010年2月~2020年1月末までの10年間で
リターンの高かった上位20社をランキングにしました。

さて、どういった投資信託がランクインしているので
しょうか?

直近は運用体制が変わり、パフォーマンスがいまいちに
なっていることもありますので、10年平均利回りだけで
なく、直近の1年や3年の平均利回りも併せて確認して
おきましょう。

順位 銘柄 10年平均利回り
1 ノムラ 日米REITファンド(毎月分配型) 14.38%
2 フィデリティ・USリートB(H無) 14.15%
3 バイリンガル 13.27%
4 ダイワ 米国リート・ファンド(毎月分配型)H無 13.06%
5 ダイワ・US-REIT(毎月決算)B 12.95%
6 ワールド・リート・セレクション(アジア) 12.34%
7 フドウさん 12.23%
8 ドイチェ・グローバルREIT(米ドル)(毎月) 12.22%
9 世界の街並み 12.21%
10 ダイワ 世界リート・ファンド(毎月分配型) 12.20%
11 eMAXIS 先進国リートインデックス 12.10%
12 DIAM 世界リートインデックスF(毎月分配型) 12.04%
13 ゼウス 11.99%
14 損保ジャパン・グローバルREIT(毎月分配型) 11.78%
15 十二絵巻 11.31%
16 日興・AMPグローバルREIT毎月A(H無) 11.07%
17 三菱UFJ 世界3地域リートファンド(毎月) 10.89%
18 ラサール・グローバルREIT(毎月分配型) 10.73%
19 世界家主倶楽部 10.44%
20 世界のハッピー・オーナー 10.37%

※2010年2月~2020年1月末

まず、1つ目の特徴として、米国リートが上位にランク
インしていることがわかります。

2016年以降は苦戦する時期が続いていましたが、堅実
にリターンを積み重ねています。

2つ目は、11位にS&P先進国REIT指数(除く日本、配当
込み)をベンチマークとするインデックスファンドが
ランクインしています。

あまり知られていませんが、S&P先進国REIT指数も
優秀な指標です。

ランクインしているファンドのほとんどが毎月分配型
なので、あまり配当のないファンドに興味がない人も
多いかもしれませんが、単純にグローバルにREITに
投資をしたいということであれば、インデックスファン
ドに投資をするのがよいでしょう。

毎月分配型の米国REITの場合は、毎月分配してしま
っている分、どうしても収益の機会損失が大きくなります。

私個人としては、毎月分配型のファンドをおすすめは
しませんが、どうしても毎月分配型に投資をしたい
ということであれば、少なくともパフォーマンスが
優れたファンドに投資をするべきでしょう。

株式とREITも昔ほど相関が低くはありませんので、
同時に下落するということが起きますが、それでも
100%株式よりはリスクを下げることは可能です。

そういう意味では分散投資の一つとして検討して
みてもよいのではないでしょうか。