あなたが囲碁のプロ棋士のどちらが勝つかを予想するとして、
10年間上位にランクインし続けているプロ棋士と、今年調子がよく
上位にランクインしたプロ棋士のどちらに賭けたいと思いますか?

多くの人は、10年間勝ち続けているプロ棋士のほうに賭けたいと
思うでしょう。

それと同じように投資信託においても、単年の利回りで見て
しまうと、たまたま運用がうまくいったというリスクを
ぬぐい切れません。

その点、10年間のリターンで上位に食い込める投資信託はたまたま
運用がうまくいったということだけでは片づけられない何かしらの
優位性が必ず存在します。

もちろん、10年平均利回りだけでなく、直近の運用状況も確認する
必要はありますが、中長期で期待が持てるファンドを選定したい
ということであれば、今日紹介するファンドを候補にするのが
一番よいと思います。

今日は、海外REIT型投資信託について、詳しく分析
していきましょう。

海外REIT型投資信託の10年平均利回りランキングを発表!

海外REIT型 投資信託は現在191本あります。その中で、
2009年7月~2019年6月末までの10年間でリターンの高かった
上位20社をランキングにしました。。

さて、どういった投資信託がランクインしているのでしょうか?

直近は運用体制が変わり、パフォーマンスがいまいちになっている
こともありますので、10年平均利回りだけでなく、直近の1年や3年の
平均利回りも併せて確認しておきましょう。

順位 銘柄 10年平均利回り
1 フィデリティ・USリート・ファンドB 16.19%
2 バイリンガル 15.22%
3 ダイワ米国リート・ファンド(毎月) 14.94%
4 ダイワ・US-REIT・オープンB(毎月) 14.75%
5 ノムラ 日米REITファンド(毎月) 14.65%
6 ワールド・リート・セレクション(アジア) 14.22%
7 SMTグローバルREITインデックス 13.57%
8 フドウさん 13.38%
9 DIAM 世界リートインデックスファンド 13.38%
10 世界の街並み 13.36%
11 ゼウス 13.26%
12 ダイワ 世界リート・ファンド 13.15%
13 十二絵巻 12.87%
14 損保ジャパン・グローバルREIT(毎月) 12.68%
15 オーストラリア・リート・オープン(毎月) 12.22%
16 日興 ワールドREITファンド 12.15%
17 ラサール・グローバルREIT(毎月) 11.94%
18 コロンブスの卵 11.78%
19 世界家主倶楽部 11.62%
20 世界のハッピーオーナー 11.55%

※2009年7月~2019年6月末

まず、1つ目の特徴として、米国リートが上位にランクインしている
ことがわかります。2016年以降は苦戦する時期が続いていましたが、
堅実にリターンを積み重ねています。

2つ目は、7位にS&P先進国REIT指数(除く日本、配当込み)を
ベンチマークとするインデックスファンドがランクインしています。
あまり知られていませんが、S&P先進国REIT指数も優秀な指標です。

ランクインしているファンドのほとんどが毎月分配型なので、あまり
配当のないファンドに興味がない人も多いかもしれませんが、単純に
グローバルにREITに投資をしたいということであれば、インデックス
ファンドに投資をするのがよいでしょう。

毎月分配型の米国REITの場合は、毎月分配してしまっている分、
どうしても収益の機会損失が大きくなります。

株式とREITも昔ほど相関が低くはありませんので、同時に下落する
ということが起きますが、それでも100%株式よりはリスクを下げる
ことは可能です。

そういう意味では分散投資の一つとして検討してみてもよいのでは
ないでしょうか。